先日、お電話にてお問い合わせいただきました、
「春休みのター滝ってまだ寒いですか?」
そうですよね。3月に川遊びって正直、寒そうなイメージしかありませんよね?
私も沖縄の川で遊ぶ前はそう思っていました。
この記事を読むと、
沖縄のター滝で3月に遊ぶって、どーいうことか?
と、いうのがわかるようになっています。
目次
要約
- ・3月の水温は15-18℃
- ・無料レンタルウエットスーツ、マリンシューズ、ライフジャケット着用です
- ・最初は冷たいですが、ウエットスーツパワーで中盤は暑いぐらいになります
- ・でも遊びすぎると寒くなります
- ・コロナ禍は1ガイドに1グループのツアーなので、寒くなったらすぐに戻ってこれます
- ・他の人に気を遣わなくていい
- ・春休み時期はまだター滝が空いてるのでター滝独り占め状態も多い
3月の沖縄
晴れると気温は23℃ぐらいまですぐに上がり、暑くなります。
が、曇っていたり雨が降る時は気温が20度以下まで下がります。
海の水温は21℃ぐらい。そして………
川の水温は15-18℃ぐらいのことが多いです。
寒い?
確かに水着だけで滝に打たれて遊ぶには寒すぎます。
そこでスピッツでは無料レンタルウエットスーツを着ていただきます。
無料レンタルウエットスーツ
スピッツではダイビングにも使う本格的な全身を覆うウエットスーツを使用しています。
110㎝から大人ではXXXLWという大きなサイズまで幅広く取り揃えています。
マリンシューズは14㎝から1㎝刻みで31㎝までそろえています。
110㎝のウエットスーツを着れないお子様には水が冷たいのでお勧めしていません。
ウエットスーツを着るとなぜ温かいのか?
ウエットスーツを着ると水に濡れないと思っている方もおられますが、
ウエットスーツは濡れる服です。
濡れても温かいのは、ウエットスーツと肌の隙間に入ってきた水が体温で温められ、
それがいつも肌に接しているので温かいのです。
なので、ぶかぶかしてるオーバーサイズのウエットスーツを着てしまうと、
いつも新しい冷たい水がスーツと肌の隙間に入ってくるので全然温かくなりません。
ウエットスーツは体にぴったりなものほど保温力が高くなるんです。
ウエットスーツってきつくて着にくい……って感じておられる方も多いと思いますが、それにはそういった理由があるからです。
でも、きつすぎるのは首元が苦しくなっちゃう……という方もおられます。
なので、スピッツでは、
少し緩め……でもぶかぶかじゃない……
ぐらいのサイズ合わせを目指して準備するウエットスーツを選んでいます。
緩めが良い方は、参加申し込み時にそのように教えていただいたら対応せていただきます。
最初寒くて中盤温か、終盤寒いの理由
と、いうことで、ウエットスーツを着ると、お客様が感じる寒さの度合いはこのようになります。
- 川に足だけ踏み入れる ⇒ 肌とスーツの隙間に川の水が浸入 ⇒ つ、冷たい……
- その水が体温で温められていつも肌に接している ⇒ お、冷たくなくなってきた
- 川の深い場所で首まで入水 ⇒ 今まで水が入ってこなかった上半身に新しい水が入ってきて冷たさを感じる
- 上半身に入ってきた水も体温で温められる ⇒ 全身寒くない状態完成
- 滝でずぶ濡れで遊ぶ ⇒ 全身寒くない状態続行中なので寒くない
- 20分ぐらい遊ぶと ⇒ 体全体が冷えてきて肌寒く感じ始める
- ター滝での遊びを終え復路を歩いて下山 ⇒ 歩くことでまた体温が上がり寒くなくなってくる
- ツアー終了時 ⇒ 歩いたので意外に体は寒くなくなっている
「もっと寒いと思ってましたが、意外に寒くなかったです」
そんな感想をいただくことが多いです。
遊び方はそれぞれ
ター滝リバートレッキングに参加すると、
最低膝ぐらいまでは濡れる覚悟で参加して頂いた方が良いと思います。
でも、それ以上どこまで濡れるかは参加者次第です。
参加者全員次第ということではなく、参加者一人それぞれって意味です。
びしょ濡れで濡れて歩くこともできるし、
上半身は濡れないでツアーを終えることだってできます。
川は水のある場所、ない場所。
浅い場所、深い場所。
歩くのが簡単な場所、難しい場所。
多様多彩。
ガイドがお好みの濡れ方に応じてコースをアドバイスさせていただきます。
家族の中で、濡れたくないお母さんは濡れないコースで進み、濡れたい子供たちはびしょ濡れで泳いで進むって感じでも開催可能なのがター滝リバートレッキングの強みです。
迂回路が川の近くにあります。
濡れたくない人はそちらを通ることができます。
その迂回路も川から遠く離れるものではなく川のすぐそばを歩けます。
だから1人だけで不安になってしまうというものでもありません。
それでも寒さが心配なあなた
スピッツはコロナ禍に入った頃からガイドスタイルを
1ガイド1グループのみ
に変更しました。
以前は、
1ガイド3グループ
で催行していました。
それによって売り上げは確かに減ってしまいましたが、
サービスは向上しております。
特に冬のツアーに関しては、
お客様が寒いと思われて、「もう帰りたいよー」と子供たちが言い始めたら、
「よし、戻りましょう!!」
と、すぐに行動にうつせます。
春休みのター滝は「密」になる?
ター滝は誰でも遊びに行ける公共の遊び場です。
スピッツはここでガイドツアーを催行していますので、
歩きながら一般のガイドなしで歩いている人にもよく会います。
特に夏休みにそのような一般の人と会います。
理由は、お分かりの通り、夏場は水着で遊ぶのにちょうどよい水温になるからです。沖縄の夏の暑い気候が木陰で涼しくなり、川の水がさらに気持ちよくさせます。
ウエットスーツを着なくても夏場ならだれでも楽しめます。
ところが春休みはまだウエットスーツを着ないと楽しめる水温ではないので、ター滝の滝つぼで泳いで遊んでいるのは、ウエットスーツを着ている人達だけで、けっこう滝を独占している確率は高いと思います。
ター滝に来る一般観光客または一般地元民はウエットスーツ着用ではないので、頑張って歩いてきたけれど、滝には打たれないで遠くから眺めるだけで帰られます。
でも……、はっきり言って、
もったいないです
ター滝まで歩いていって、濡れずに帰るなんて……、
ほんとうに、
もったいない
駐車場からター滝までは30分ほどかかります。なのに……、
飛び込まないで帰るなんて……、
打たれないで帰るなんて……、
びしょ濡れにならずに帰るなんて……、
マジでもったいないっすよ。
地元の人ならまだしも、観光で他府県から来て、わざわざター滝まで来たんでしょ?
打たれましょうよ。
泳ぎましょうよ。
飛び込んじゃいましょうよ。
沖縄にはまた来るかもわからないですが、
ター滝にはもう来ないかもしれないじゃないですか。
その頃にター滝が今のままの自然な状態で残っているかは誰にもわからないです。
ター滝は、2022/3月現在、自然な状態で残されています。
今後、なにか事故が起きて立入禁止になっちやうかもしれないし、
危険な場所に認定されて滝下直下には入れなくなってしまうかもわからないです。
今の、
誰でも、
滝の下に行けて、
打たれたり、
飛び込んだりできる滝じゃないかもしれないんです。
だから、もしター滝に行く機会があるのなら、
その全部を堪能していただきたいです。
スピッツのツアーなら、
ター滝のすべてを体験し楽しむことができます。
スピッツは2011年からター滝でのツアーを始め、
ター滝に特化して頑張り続けてきました。
春休みにせっかく沖縄に来て、ター滝に行こうと思っておられるのでしたら、
ぜひスピッツで100%のター滝を体験していただきたいです。
スピッツのター滝ツアー特徴
思い出に残る写真撮影
1ガイド1グループで貸切ツアーの特徴を活かし、
ツアーの最初から終わりまでたくさんの写真を撮って、
全部無料でお渡ししています。
デジカメでの撮影になりますので、
データは圧縮ファイルにしてギガファイル便にてお客様のご希望のメールアドレスに送ります。
ダウンロード可能期間は1週間ですが、
もしダウンロードしそこなった場合は連絡いただければすぐに再送いたします。
有料サービスになりますが、CDまたはDVDに焼いて郵送することもできます。1000円いただいております。
参加者全員絶賛のフォトムービー作成
これまた貸切ツアーだからできるサービスですが、
撮りだめたたくさんの写真から厳選し、
フォトムービーを作成させていただいております。
全部で5分ほどの動画に音楽をつけて、
お客様のスマホで見られる形にして
ライン、またはメールアドレスにてお送りしております。
こちらがサンプルになっていて、家族編。
そして女子旅編。
サンプルで作成したものなので、
長さはいつものより短めにしまして1分間の動画にしてあります。
参加して頂いたら、5分ほどの動画をプレゼントさせていただいております。
季節の見どころを楽しめる
沖縄にも四季があり、春には春の花が咲き、虫が現れます。
せっかくター滝に行くのなら、その時の旬な出会いにも驚きたいですよね。
自然の中で遊ぶということは、自然と出会うということです。
沖縄は日本の中にある南国。
きっと皆さんが住んでおられる環境とは異なります。
初見の生き物に出会えるかもしれません。
見たことのない花に出会えるかもしれません。
嗅いだことのないにおいを感じられるかもしれません。
100%のター滝を楽しむというのはター滝の自然全部を楽しめるということです。
(もちろん生物苦手、花には興味なし的な方は事前に教えていただけたら、そこは省いてツアーできたりもします)
少し紹介しときましょう
イシガケチョウ
羽に石垣のような模様があります。
蛾のように羽を広げて河原に停まっている風景をよく見ます。
川にエントリーする場所でよく見ます。
ヤンバルトサカヤスデ
ムカデと勘違いされたりしますが、ムカデとは全然似ていません。
また毒はなく、危険な生物でもありません。
薬箱のような臭いを出すことがあり、それで忌み嫌われている生き物です。
冬のター滝にはどこにでもたくさん見られます。
ムラサキカタバミ
駐車場から川に向かう道路の横にたくさん育っています。
きれいな花ですが、繁殖力が強く、あっという間に生息域を広げちゃいます。
など、その季節ごとの自然がター滝にはありますので、ター滝に行くのなら、
ぜひ自然も楽しんでいただきたいです。
人の来ない滝つぼ独占
春休みはまだ人が少ないです。
そして滝つぼに入水して泳いだり、飛び込んだり、滝に打たれたりする人は
もっともっと少ないです。
ター滝で一般の人と出会っても、たいていみんな滝の周囲から見ているだけです。
そんな中、ウエットスーツ完備の完全防備スタイルで滝に入っていくと、
「この寒い中、よくやるよなー」
という半ば呆れた視線と、
「ウエットスーツ着てたら寒くないのかな?
いいなー、私も滝に打たれたいぃぃぃぃ」
と、いう羨望の視線の2種類を受けます。
そんな時、ガイドである私は心の中でこう思っています。
「ガイド付きのツアーでウエットスーツ防備してたら、楽しめたのになー、もったいない。ほんとうにもったいない。そこで見ているだけって、マジでもったいない」
お金はかかっちゃいますよ。ガイドもしてるし、ウエットスーツもマリンシューズもライフジャケットも準備しますから。
それでもそのお金を出して余りある対価がこのツアーにはあると自分で思います。楽しそうにしてない人って見たことないです。
グーグルマップのクチコミ投稿がそれを物語っています。
写真を送る時に、お時間がありましたらクチコミ書いてくださいねーってお願いしてるんですが、ようやく今で64人分集まっています。
でも、みんな楽しそうにしてもらってます。
まとめ
- 春休み、川の水はまだ冷たいですがウエットスーツで大丈夫
- グループの中でも濡れる人、濡れたくない人で歩くルートを分けられる
- 貸切タイプのツアーだから、寒くなったらすぐに戻れる
- 寒いからこそター滝は貸切状態の確率高し
- 特に滝つぼでの水遊びなんてウエットスーツ完備じゃないと絶対無理
- 110㎝のウエットスーツが着れないお子さんの場合はお勧めしません
- 110㎝から準備しているウエットスーツは長袖、長ズボンタイプなので冬でも寒くない
- スピッツのツアーでウエットスーツを着用し楽しみましょう