今年の沖縄は暖冬でして、2月とは言え暖房をそんなに使っていません。内地の皆様は寒波の到来で雪の中の暮らしをお過ごしの方もおられると思います。ぜひ日本でありながら南国である沖縄の冬を体感なさってみてください。
沖縄恩納村をベースにリバートレッキング屋、ダイビング屋を営んでおります、スピッツネイチャートレッキング、世古です。当ブログへお越しいただきありがとうございます
そんな2月のリバートレッキングツアーを紹介してみましょう。
お客様の声
「あいにくの雨でしたが、自然を見る点、滝を見る点では特に問題なかったです。行きは初めてなので自然をあまり見れませんでしたが、帰りは川の流れに乗ることで楽に帰れる&周りをよく見ることができました。
滝や道中でもたくさん写真をとってもらえたので、自分たちはただ楽しむことに集中できました。ありがとうございました」
水温18.9度
暖冬は陸上に影響しているのはいうまでもないのですが、もちろん水温だって例年よりも温かいです。この日の水温は18.9℃。もうほとんど19℃です。
これは2月としては革命的に温かいです。
ちなみに2018年の2月のツアー時の写真を顧みると、
バレンタインデーの水温はなんと!!!!!! 驚愕の10.6℃!!!!!
これは寒い……、というよりも冷たい。この差はなんたることか!!!!
ツアーをしている私自身が一番驚いております。
卒業旅行シーズン到来
この日のお客様は今春に大学を卒業する大学生の5人組。いわゆる卒業旅行ってやつですね。
もうそんな季節なんだねーとしみじみ。冬が終わるんだなーと実感。
しかし、この日は昨晩に降った大雨が川の水位を少々高めにしていました。
川の水も濁りが少々。こんな時にお子さん連れの御家族がお客様だと参加の可否を考えちゃうのですが、男子大学生5人だったら、全然大丈夫。この水位はかえってツアーを楽しくさせる要素になります。
お客様によって、川の遊び方は千差万別。
さあー流れに抗って進むのだ!!!
いつもに増して水流を感じれるポイントでは、もちろん入水し感じてもらいます。
こーいうのを安全に楽しんでいただけるのもガイドの力量の問われるポイントでしょうか。
ここまでが安全で、ここからは危険ってレベルがわかっているので、冒険にチャレンジしていただけるのであります。
いつも簡単に渡れる一本丸太橋にも川の水が迫り、難易度をアップさせています。
びしょびしょに濡れながらター滝到着。
この日は立派なミー滝でした。
ミー滝の時は、水圧が半端ないです。そしてそんな滝の中に入っていけるのはウエットスーツ完備のスピッツのリバートレッキングツアーならではです。
2月に滝の下で遊べるなんて、素晴らしいことです。
滝全景を人を入れて撮影すると、滝の規模がよくわかります。
水量が多いときのメリット、デメリット
こんなにたくさんの水が滝つぼに落ちてくるんですから、そこから生まれる水飛沫だってすごいんです。この日は滝の周囲どこにいても水飛沫が束になって降り注ぐ環境でした。
ダイナミックで楽しいのですが、撮影するにはかなり過酷な状況。レンズ面にいつでも水滴がついてしまいクリアーな写真がなかなか撮れません。
なので、ジャンプしていただいている写真も上のような感じになってしまいます。
このあたりは改善策が見つかっておらず、今後の悩みどころです。離れて撮影すればクリアーには撮れるのですが、迫力には欠けてしまう……。難問であります。
ちなみにクリアーな写真はこんな感じです。
水が多いときの帰路は楽しさ満載
水が増えているってことは水深の深い場所が増えるってことで、それは浮けるってことです。そしてそこに流れがあるってことは、流されて帰れるってことです。
帰路は流れに身を任せて浮いて帰っちゃいましょう。(もちろん浅い場所は立って歩きます)
小さいお子さんだとこーいう状況は楽しいってことはなくて、怖さの方が勝ってしまうので、やっぱりその川にあった年齢、コース取り、楽しみ方があります。そーいうことも含めて、天気予報を見て、前日の夕方に予約確認のお電話を予約していただいている全員に差し上げています。
雨が降りそうなときは、そのように説明し、子供さんがいて参加に不安なようなら、無理せず次回でもいいし、すぴっつの予約に空きがあれば翌日、翌々日の参加はいかがですか? という具合に提案したりもしています。
もちろん雨が降るならキャンセルしたいってい提案にも二つ返事で快諾いたします。キャンセル料金はもちろん頂きません。
納得したうえで参加していただきたいですからね。
最後の難所、滝つぼジャンプも全員成功。2月の川遊びでみんな笑顔です。
上流域で川流れを楽しんだお客様の大半が下流域の浅瀬でも同じようにトライされますが、やっぱ、浅いと、お尻をぶつけて痛いので無理があります……。怪我しないように楽しんでくださいね。
ドーム型の屋根のようにツアーを常時覆うのは新緑美しいやんばるの森です。
この風景の中を歩くだけでもかなり癒されますよ。
一年を通して緑溢れる森になっています。
2.3月も楽しいリバートレッキングツアーが楽しめますので、ぜひ一度お越しくださいませ。