暦の上では10月になり、すっかり夏は終わっているのでしょうけれど、今夏の沖縄はまだまだ気温30度を超える夏日が続いており、日常的にも夏は終わっていない実感がずっと続いていたのですが、続いていた仕事も昨日でようやくひと段落。
今日はリバートレッキングもダイビングもお客様がおらず、本当に久しぶりに時間がもらえました。ずっとやれなくて心配していた事項をひとつ片付けられました。
ほっ。
間に合ってよかった~。
なにをしてきたかというと、運転免許の更新にいってきました。
いつもは沖縄市まで更新に行っていたのだが、毎回すごい人出だし、駐車スペースを見つけるのにもひと苦労するので今回は名護の免許更新センターに行くことにしました。もしかしたらガラガラかもしれないという期待を抱きつつ……。
私はこの五年以内に携帯電話で違反しており、今回は違反者講習を2時間受講しなければならない。
名護の免許更新センターは平日ということもあり、訪れる人も少なかった。講習部屋には椅子が18脚あったのだが、違反者講習を受講したのは私を含めてわずか4人。
ガラガラ……やん。
指導官のおじさんが入室し最近の沖縄県での交通事故状況などを説明してくれる。
30度を超える外気温。台風が接近してくる時特有の蒸し暑さ。それらを打ち消そうと躍起になるエアコンの音がうるさくて、おじさんの声はあまり聞こえない。18名程度を収容する小さな室内だからだろうか? おじさんはマイクを使わない。
受講者たちも免許更新のために来ているのであって、別におじさんの話が聞こえなくてもまったくかまわない……という空気が室内にありありと見えるかのように漂っている。
おじさんも慣れたもので、その空気を楽しむかのように、ぼそぼそと今年の交通事故状況を説明していく。細かい部分までは聞き取れないが、目の前に映し出されるおじさんのパソコンが事故車の数を示してくれている。
「声、聞こえますか?」と、おじさんは聞いてこない。
ちゃんと聞いてほしくないのだろうか?
いや、聞こえていても、聞こえていなくても、どちらでもいいのだ。
違反者が免許更新の際に二時間の違反者講習を受講したという記録さえ残れば良いのだ。
私もイントラであり、ガイドであり、お客さんを相手に1人でいろいろ話す仕事をしているが、ここまでお互いが干渉せずにただただ時間を共有しているだけの空間は作ったことがない。
やれやれ。
おじさんの淡々とした声と表情のなさ加減に半ば感心している中でビデオは始まる。飲酒運転で工場勤務の男性をはねたサラリーマンの人生がどんどん狂っていく様子を映像化したもので、だいたいのストーリーは推測できるのだが、誰しもが自分に置き換えられるようなストーリー展開に感情を揺さぶられないわけがない。
飲酒運転はやめようと思ったし、運転中に携帯を触るのも止めようと思ったし、スピードの出しすぎも禁物……。安全優良ドライバーになりたくなった。
沖縄の道路は、今や人種の坩堝と化しております。
のんびり運転うちなんちゅ、観光客のレンタカーも今は日本人だけではありません。韓国人、台湾人、中国人。Yナンバーのアメリカ人も多いです。田舎に来ればトロトロ運転のおじぃ~、おばぁ~もたくさん走っています。
ぜひ事故のない旅行にしてくださいね。
夏のリバートレッキングの様子はまた後日に改めて報告させていただきます。
冬もウエットスーツ着てガンガン川に入って、飛び込んじゃいますので、冬の誰もいない滝にも遊びに来てくださいね。お待ちしてます~。
あ、今週末は勢力の強い台風が接近する予定です。無理しないでできる範囲でツアーは催行しておりますので、これまたよろしくお願いいたします。