最近、「沖縄の穴場スポット」という検索ワードでネットサーフィンしてみました。ネットサーフィンって言葉は今も使えるのだろうか? 今はググると書いた方がいいのかもしれない。
いろんなサイトでビーチやカフェ、見晴らしの良い崖など、いろんな場所が紹介されていました。沖縄旅行を計画されている皆さんはぜひご覧になっていただきたい。旅程の思案にきっと役立つはずです。
今回は都会、海、山からひとつずつ、スピッツスタッフが穴場スポットだと思う場所をお勧めしていきたいと思います。
街中穴場スポット:沖縄こどもの国、ズージアム
なぜ、ここが紹介されていないのか、個人的にはよくわからないです。小学校低学年ぐらいまでの子供連れファミリーにはド・ストライクです。私も娘たちを連れて何度も行きました。
長女はもう小学校5年生なので、あまり行きたがらなくなりましたが、次女はまだまだいっぱい楽しめるようです。ちなみに次女は小学校2年生です。
小学校高学年から高校生ぐらいで動物園に興味を示すお子さんであれば、楽しめると思いますが、その年代の子供にアピールできる点は弱いです。アドレナリンが爆発するような乗り物系はひとつもありません。
でも、そこからまた成長して、動物好きのカップルや大人のグループにはけっこうアピールできるのではないかな? と思っています。
ゾウ、キリン、カバなどの動物をはじめ、オオアリクイやリュウキュウオオコノハズクも見られます。与那国馬に乗れる乗馬体験はうちの子供らは大好きでよく乗せてもらいました。
雨でも遊べる、大丈夫!!
そしてここのお勧めポイントのもうひとつが雨でも楽しめる、ワンダーミュージアムがあることです。
いろんな科学で子供が遊べるようになっています。
「どうなってるの?」と子供に訊かれることもしばしばですが、大人の私もうまく説明できません。
でも、子供と一緒に手足を動かして不思議体験を共有できる……。そんな場所は沖縄ではここだけだと思います。
安いっ!!
なにより入場料が安いです。最初にこどもの国に入るときに大人は500円、小学生なら100円です。これで動物園など見放題。同敷地内にあるワンダーミュージアムには別途入場料がかかりますが、それにしても大人は200円。高校生までは100円です。3歳以下は無料です。これはこどもの国に入るときも同様です。3歳以下のお子さんは全部無料で楽しめるのがこどもの国なんです。名前負けしてませんよね~。
海での穴場スポット:真栄田岬の裏側、通称裏真栄田
真栄田岬、青の洞窟は今や沖縄の観光スポットの五指に入るくらい有名になりました。皆さんも一度はスノーケリングで体験ダイビングで入られた方も多いと思います。
今回お勧めするのはその真栄田岬の南西側に位置する海です。真栄田岬に行ったことのある人からよく聞く声として多いのは、
「水もきれいだし、魚もたくさんいるけれど……、砂浜があるビーチはないですか?」
というもの。
いやいや。真栄田岬駐車場に車を停めて少し歩いてください。
いい感じのビーチがありますから。
やっぱり小さいお子さんは海で遊ぶっていうと、砂遊びしたいんですよね。
足の立たない海は怖いよね。
うんうん。
わかります。
周辺道路はさとうきび畑が広がっている農道なので路上駐車はやめていただいて、真栄田岬駐車場に車を停めて歩いてみてください。
意外とすぐに見つけられますから。
レッカー移動の多い農道なので、駐車禁止違反で検挙されないようルールは守りましょうね。
こ~んな感じで見晴らしの良い高台から眺める沖縄の海も素敵ですよ。
山での穴場スポット: ター滝
最後に山の穴場でター滝のご紹介。
ここはスピッツがリバートレッキングのツアーで使っている滝なのですが、沖縄の穴場紹介的ポータルサイトでもまだまだそんなに載っていません。なんでだろうか? といつも不思議に思っていました。
2016/4月からター滝専用の駐車場まで新設されました。たくさんの人が遊びに来れる滝ですが、知っておいていただきたいことが何点かございます。
1.川の中を歩かないと滝まではたどり着けません。
2.雨が降ると当然、増水しますので危険な川になります。
3.事故が起きてしまうと、行政は規制していかなくてはいけなくなってしまう。
みんなが見に行ける滝であり、それが自然のまま残っているというのは現代ではひとつの奇跡のようなものです。
2017年に閉鎖されてしまった滝があります
こちらは「タナガーグムイの滝」と言う場所で、先日のGWに米国人女性がここで死亡されてしまい、現在閉鎖されてしまいました。
滝つぼの深さもさることながら、たどり着くにはかなり急な傾斜になっている崖を下りなければならず、万人が行ける場所ではありませんでしたが、現状は立ち入り禁止になってしまいました。
やっぱり死亡事故が起こると、行政が動かないわけにはいかないし、動くとすれば立ち入りを禁ずることに最終的になっちゃうんですよね~。
手つかずの自然環境が残るター滝
私が穴場として紹介するター滝は現在のところ、川や滝には遊歩道もついていないし、立ち入り禁止エリアも設けられてはいません(ター滝より上流への立ち入りは禁止されています)。
私としては、このままの状態、自然のままの状態で未来永劫残っていってほしいと思っています。
それには誰もがここで事故を起こしてはいけないのです。
グーグルマップにも名前が記され、Youtubeには行き方の動画がアップされ、駐車場が新設された現在。情報の流布に歯止めはきかないので訪れる観光客の数はきっとこれからまだまだ増えていくでしょう。
そこでいつもここで自然案内をしている者としてお願いです。
雨が降りそうなときは無理して入らなでくださいね。
川に入る装備がないのに無理して入らないでくださいね(関連ブログ「もったいなくない? その卒業旅行」もご覧ください)。
ガイドをつけてください。増水する前にはツアーを終えようとしますし、万一ツアー中に増水しても歩けるポイント、ルートを把握しております。穴場としてのター滝ツアーはこちらから。
最後に
と、いうわけで、スピッツ世古の思う穴場を陸、海、山の3か所から紹介させていただきました。まだまだ沖縄には紹介されていない穴場があると思います。楽しい沖縄旅行を。